執筆者
さの内科循環器クリニック
院長 佐野 浩之
経歴
- 2008年川崎医科大学 医学部 卒業
- 2008年川崎医科大学附属病院 臨床研修医
- 2010年六甲アイランド甲南病院 循環器内科 勤務
- 2013年神戸大学医学部附属病院 循環器内科 勤務
神戸大学大学院医学研究科(博士課程) - 2017年愛仁会 高槻病院 循環器内科 勤務
- 2018年愛仁会 高槻病院 循環器内科 医長
- 2025年4月さの内科循環器クリニック 開業
これらの症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。放置すると日常生活への影響だけでなく、心臓や血管の病気につながることもあるため注意が必要です。神戸六甲道のさの内科循環器クリニックでは、患者さま一人ひとりの症状や生活背景に合わせて、診断から治療まで丁寧に対応しております。
睡眠中に何度も呼吸が止まる、あるいは浅くなる状態を繰り返す病気です。呼吸が止まるたびに体は酸素不足となり、脳が覚醒して呼吸を再開させるため、深い睡眠が妨げられます。その結果、しっかり寝たつもりでも疲れが取れず、日中の眠気や倦怠感といった症状につながります。
症状は夜間と日中で現れ方が異なります。
最も多いのは、気道が狭くなる「閉塞性睡眠時無呼吸」です。
さらに、仰向けで寝ることや飲酒、睡眠薬の影響によって気道がふさがれやすくなり、無呼吸が起こりやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群は単なる睡眠の問題ではなく、全身に影響を及ぼす病気です。睡眠中の低酸素状態や自律神経の乱れにより、血圧や血糖値が上昇しやすくなり、心臓や血管に大きな負担がかかります。
また、日中の眠気による交通事故のリスクが高くなることも問題となります。
診断は、まず問診で症状や生活習慣を確認することから始まります。そのうえで、自宅でおこなえる簡易検査により睡眠中の呼吸状態を評価します。必要に応じて、脳波や心電図などを用いた精密検査をおこない、よりくわしく睡眠の状態を調べます。
診断には無呼吸低呼吸指数(AHI)という指標が用いられ、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数により重症度を判定します。
| 5以上15未満 | 軽症 |
|---|---|
| 15以上30未満 | 中等症 |
| 30以上 | 重症 |
治療は重症度や原因に応じて選択します。
基本となるのは、減量や生活習慣の見直しです。
中等症以上の場合は、CPAP療法が中心となります。これは、鼻に装着したマスクから空気を送り込み、気道を広げて無呼吸を防ぐ治療です。そのほか、症状に応じてマウスピースや外科的治療が検討されることもあります。
当院では、睡眠時無呼吸症候群の診断から治療まで一貫して対応しております。循環器疾患との関連も踏まえ、心臓や血管への影響を考慮した管理をおこなっています。いびきや日中の眠気など気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
生活習慣病
Sano Medical & Cardiovascular Clinic. Sano Medical & Cardiovascular Clinic.